哲学とは正確には何か?それはまったく何も知らないのに、知っているふりをすることだ。それは思索だ。思索とはつねに、人が無知であるのに、何かをでっちあげようとしているという意味だ。いつであれあなたが考えるとき、それはたんに、あなたが知らないことを示している。
by osho
↑上で言っている、「あなたが考える時、それはあなたが知らないことを示している」ということを理解するためには、以下のことに気づく必要があるのです。
知るという言葉には二つの意味があるということ。一つは、知識として知っているという意味であり、もう一つは真に知っているということ。
知識というのは単なる情報に過ぎません。それは思考の範疇なのです。思考は知識を使いまわして思索するからです。
「〜について知っている」というのが知識だと言ういい方もできます。思考も「〜について考える」のです。
一方で、真に知っていることを考えることはできないのです。それはただ直接的に知っていることだからです。
ということは、もしもあなたが年がら年中考え事をし続けているなら、全くの無知の状態でい続けていることになるのです。
真実についてあれこれ考えることは可能ですが、どれだけ考えたところで真実を知ることができないということを思い出してもいいですね。
知識は自我にとっては有用ですが、それが無知であることに気づくことができない理由でもあるのです。