笑い飛ばす

赤ちゃんは生まれてからしばらくは、泣くことが仕事と言われるくらいに沢山泣きます。泣くことを我慢しようとも思ってないのですから泣きたいだけ赤ちゃんは泣くのです。

それが少し経つにつれて大抵泣くのを我慢することができるようになってきます。もちろん怒ることも我慢できるし、感情を抑えることが得意になってきます。

そして笑うことさえ我慢して止めてしまうこともあるかもしれません。しかし、笑いはさまざまな感情の中で我慢することが一番難しい感情ではないでしょうか?

あるいは一番我慢しなくてもいいという文化があるのかもしれませんね。小学生のときに、国語の授業中に友達の男子が笑いが止まらなくなってしまったことがありました。

文章のある部分(たしか、「…ふんばって…」)を読むと急に噴き出してしまって、そこを何度も読もうとするのですが、そのたびに笑ってしまって読めないという状態でした。

さすがに先生もしまいにはいい加減にしなさいと声を荒げたのですが、それでも友達は笑いがとまらなかったので、結局先生もあきれて笑い出してしまいました。

教室全体が笑いの中で一つになりました。きっと日ごろ、その先生のことを好きだったために怒られても笑っていられたのかもしれませんね。

笑いは我慢しないで欲しいと思います。笑うことでいろいろなことが解決してしまうからです。それは問題を問題視しないという態度とつながるからです。

あるクライアントさんを初めてヒーリングしたときに、その人が突然笑い出したことがありました。徐々に笑い声も大きくなって、明らかに今笑いのネタがあるのではないのに笑い続けました。

その人はきっと笑うことを我慢してきたのだろうと思います。笑いのエネルギーも溜めてしまうといいことはありません。積極的に笑うことですね。

我慢してるという自覚がなくても、何だか最近あまり笑ってないなと感じている人は、笑いを忘れてしまっている危険な状態だと思うことです。

どんなことでも笑い飛ばすことができたら、人生に問題など一つもないということに気づくことができるはずです。