プロセスに委ねる

人生、生きていると本当にいろいろなことが起こるものですね。願ってもなかなか叶わないようなことが喜びと共に起きてしまったり、逆にどうして自分の身にこんなひどいことがと思うような事態になることもあります。

何事もないような平坦な毎日が続く時期が続くと思うと、激動の時期がやってきたりすることもあるわけです。

私の場合には10年前の命にかかわる病気になったのが、変化のきっかけになりました。それまでは、本当に平凡過ぎるほど普通の人生だったと言えると思います。

その病気を転機にして、サラリーマンをやめることになって今のような仕事をするようになったのですが、その間にさまざまな人との出会いがありました。

催眠療法のスクールに通い出したころに、一度手痛い落ち込みも経験しました。自分は一体何を馬鹿げたことをやりだしてしまったのだろうという大否定がやってきたのです。

そのときには、ひたすら眠る毎日によって現実逃避をせざるを得なかったのです。その後は、今の仕事をするようになってしばらくはまた比較的落ち着いた日々でした。

しかし、二年前に奇跡のコースとの出会いを契機に、またいろいろなことがやってきています。ですが、それは人の目からは見えない内面的なことが主なことです。

そしてこうした人生のプロセスは今後も続いていくわけですね。今までのプロセスを思い返してみると、10年前の自分では想像もできないくらいのことがいろいろ起きています。

ですが、とりあえず生きているわけですし、問題はあると思えばいろいろあるのでしょうけれど、全体としてみたらOKなわけです。

人生の流れに逆らわないこと、人生のプロセスをそのまま受け入れること、自分の力でどうにかしようと躍起にならないこと。こうしたことがとても大切だと今では分かるようになりました。

プロセスを信頼することです。プロセスに全面的に自分を委ねてしまうことです。プロセスと戦わないことです。何が起きてもすべては自分が愛に戻るために用意された賜物なのですから。