自分に気づいていること

私たちは朝目覚めてから夜寝るまでの間、その瞬間瞬間に自分が何をして、どう考えているのかということに本当には気づいていない可能性があります。

その証拠に、ふと気がつくと、ああもうこんな時間になっている、という具合に時間の経過に気づかなくなってしまうという経験をよくします。

テレビを見ているうちに、番組の内容にはまりこんでしまい、テレビを見ているという事実を忘れてしまうということもあるかもしれません。

あるいは、今自分は何を考えていたんだろうかと分からなくなってしまうこともあります。こうしたことは、みなその時々の自分に十分に気づいていないということを物語っています。

それは言ってみれば、意識が自分から離れてしまっている状態であるということです。ふと、昨日のことを考えていたり、明日の用事について心配していたり。

ピアノを弾いているとしても、今自分がピアノを弾いているということよりも、上手にピアノを弾きたいという側に意識が向いてしまっていることなど。

街を歩いているときには、外の景色に心を奪われてしまうことも多いですね。つまり、今自分はこのようにして歩いているということから意識が離れているということです。

こうやって、今日一日の自分の行動を検証してみると、かなりの確率で自分そのものに気づいていない時間を過ごしてしまっていることに驚きます。

こうした時間というのは、本当の自分から意識が離れてしまっているとも言えます。自分の中心に心を置いた状態のまま生きていないということです。

これでは効率が悪いのです。何をしていても、もっとも力を発揮するためには自分の中心に意識があり続ける必要があるのです。なぜなら、すべての力はそこからやってくるからです。

意識を常に自分に向けていることができると、集中力もついてくるし、過去や未来へと意識を流されなくもなります。

そうなると、いつも今この瞬間に自分の意識を置いておくことになって、何をするにも充実感や満足感を感じることができるようになるはずです。試してみて下さい。