『私とは本当に何かを見る会』

私たちが自分が想像した物語の中で生活していることは以前にも書きました。住み慣れた街の道路や公園、家族や友人たち、生まれてから今に至るまでに起きた様々な出来事。

たとえ、UFOが現れて、その中から宇宙人たちがやってこようと、彼らもその物語の一部であることには変わりありません。

誰かの寿命が尽きて去っていくことも、そして自分自身がいずれそうなることさえも、この物語の中での出来事に過ぎません。

自分が一個人として、一人の人物としてこの人生を生きているつもりになっている限りにおいては、この物語から抜けることはありません。

しかし、ひとたび本当の自分、真の自己としての純粋な意識からこの世界を眺めるとき、明らかに物語から外れてそれを見ていることに気づくことになるのです。

その意識にとっては、あらゆるモノや出来事がすべて自己の内側にあることを知っています。その物語の中でどんなことが起きていようと、その自己に影響を与えることはありません。

気づきとしての真の自己にとっては、あらゆるものが対象物としてあるのではなく、それ自身が身につける外観であるということ。

それはまさに宇宙規模の愛であるということができます。そこには、個人的な欲望も恐れも何もありません。マインドの申し子である思考や感情すらありません。

何一つないということこそが、完全なる救いであり、それに到達することは不可能なのです。なぜなら、真の自己とはそれ自体であるからです。

こうしたことは、言葉の上では観念なのですが、ダグラス・ハーディングさんの考案した実験によって、一瞬にして誰もが真の自己に気づく体験をすることができます。

10月29日(土)に『私とは本当に何かを見る会』を開催し、実験を通してそのことをみなさんと分かち合いたいと思っています。参加ご希望の方は、HPのセミナー・講座等のページをご覧下さい。