楽しみが消えていく

昨日の日曜日は待ちに待ったF1第15戦目、日本グランプリの決勝の日でした。昨年の鈴鹿サーキットでの我が小林可夢偉選手の走りには、本当に感動をしたのでした。

今年も同じように期待してしまうのが人間の常なのでしょうね。心の中では、こうしたことに巻き込まれていくのは御免だという思いもあるものの、その魅力には勝てずに、はやる気持ちを抑えつつのテレビ観戦となったのです。

テレビでのレースに意識が向かいそうになるのを、その都度自分の意識へと戻しつつ見ていると、何だか心がしっくりこないというか、興奮しないのです。

おまけに、期待していたような結果にはならずに、残念な気持ちでテレビ観戦を終えたのでした。その残念な気持ちさえ、あまり大きなものにはならずじまいでした。

なんだか、もうF1を見ながら興奮するといったことも、自分にはなくなってしまうのかもしれないと思うと、やや寂しさを感じてしまいます。

そういえば、あれほど熱狂していたレースゲームもここのところ全くやらなくなってしまっています。老後の楽しみだとさえ思っていたはずなのに…。

そして、F1が終わったあと、食事をはさんで久しぶりに別のテレビ番組を見ていたのですが、どうも見終わったときに疲れているような気がしたのです。

テレビを見ることも、自分にはそぐわないようになってきたのかなと。自分へ意識を向け続けることをやりだしてから、どうやら今まで楽しみだったことが軒並みそれほど楽しくなくなってきたようなのです。

体調が回復したので、少しずつワインも飲んでいるのですが、以前のような感覚で飲むことができてないように思うのです。量も格段に減ってしまいました。

今までの自分にとっての数少ない楽しみが、自分から奪われていってるような、そんなちょっと悲しい気分になっています。

それでも、自分に意識を向ける練習を続けるつもりなのかと、どうやらテストされているような感じがしています。

固く決意したのですから、たとえ楽しみが消えていこうとも、この先のことを考えることをやめて、練習を続けることしかないと今思い直しているところです。