私たちの身体は神聖なもの

自分がスピリチュアルなことに目覚めていると自負している人の中には、自分の身体について大きな間違いをしていることに気づいていない場合があります。

それは、身体は低俗なものであって、精神性こそが高尚なものであるというようなことです。身体も含めて目に見えて、手に触れられる物質的なものは、本質的ではないと…。

私自身もそのような考えに陥っていたこともあったのですが、よくよく考えてみれば明らかなのですが、私たちの身体はこの大自然の一部なのです。

野に咲く花が美しいように、野生の動物が美しいように、私たちの身体も美しいものです。例えて言えば、神が創りたもうた神羅万象の一つなのですから。

身体は、それ自身で独自のバランスを取ったり、必要とすることを正直に求めてきます。それをあるがままに受け止めてあげていれば、身体が健康を害するということはないはずなのです。

けれども、私たちは身体からの声を聴かずに、エゴの声ばかりを優先させてしまうがために、身体の健康が害されてしまうことになるのです。

私は、自分の身体のあちこちが痛みを訴えてきたり、不具合を感じるにつけ、身体って本当に面倒なものだなと思ってしまうクセがあるのですが、これなどは本当に言語道断なことですね。

身体はただ、自分を健康に保つためにこうして欲しいと教えてくれているだけなのに、聞く耳を持たないばっかりに苦しむことになっているのですから。

あなたの本質、あなたの心が神聖であるならば、あなたの身体もまったく同じように神聖であるはずです。そのことを決して忘れずに、敬意をもって接することが大切ですね。

逆に、身体とあなたの間に立ちはだかって、邪魔ばかりをするエゴこそが、神聖ではない唯一のものであることに気づくことです。

エゴがあなたの主人になっている度合いが大きければ、それだけあなたの身体は健康ではいられなくなる可能性が高くなるのですから。