無意識に感情を抑圧する

私たちは、幼い頃から無意識的に自分にとって都合の悪い感情から逃れようとする習性のようなものを持っています。

生きていれば、誰でも感じる恐怖や怒り、罪悪感や孤独感など、こうしたいわゆるネガティブな感情は必ずやってくるものです。

幼い無防備なころは、それへの対処法を知らないために、直接そういった感情を味わうことになるのですが、何度か経験をするうちに、防衛力が養われてくるのです。

そうすると、自分でも気づかぬうちにネガティブな感情を抑圧する術を学んで行くことになるのです。その方法は、それこそ無数にあるのかもしれません。

そのうちの代表的なものとしては、マインド(思考)を活発にすることで、つまり理屈をあれこれと考えることで、感情を抑えてしまうという方法がありますね。

そのほかにも、何か熱心に打ち込むものに意識を集中する方法、気を逸らすという意味ではいろいろなバリエーションがあるでしょう。

また、自分を責める、つまり自己否定感を作り出すことで、他のあらゆる感情が出て来れないようにするといった凄い技もありますね。

子供の頃に作ったこうした防衛策は、大人になってもそのまま使い続けている場合がとても多いのです。あなたはどんな方法を持っていますか?

自分が日頃無意識に続けている防衛策にまず気づくことが先決ですね。その上で、そうした防衛を少しずつ手放していくことで多くの問題が解決していくものです。

心当たりがあるなら、是非チャレンジしてみることをお勧めします。