生まれ変わる先は?

よく言われることですが、子供は親を選んで生まれて来るというのがありますね。それを聞いて、とんでもない、こんな親を自分が選ぶはずがないと反論したいという人もいるでしょう。

誰が好き好んでこんな理不尽な人生を選ぶんだ!と怒りを感じる場合もあると思います。子供の側からすれば、親の悪いところばかり似てしまって、本当にいやになってしまうと愚痴りたくなるかもしれません。

一体全体本当のところはどうなっているのでしょうか?あらゆることは偶然なのでしょうか?それとも、やはり何かの力が働いてどの家庭に生まれるかが決定してしまうのでしょうか?

誰も本当のことは分かりませんね。とはいうものの、実際の過去生退行のセッションによって少しは類推できることもあるのです。

それは、セッションの中で見えたいくつかの過去世での当人が抱えていた問題と、現在のご本人の抱えている問題が非常に類似しているということが多いのです。

それは偶然とか、たまたまそうなったというには、かなり無理があると思えるのです。生まれ変わって来る当人は、意識がないので意志を持って子宮を選択するということではないかもしれません。

それでも、いわゆるその魂なるものが、まったく異なるエネルギー、相容れない傾向の子宮に入れるはずはないと考えるのが妥当のようです。

つまり、子供が遺伝子をもらった親に似るというのは結果としてそう見えるだけで、実は元々その親のマインドレベルが自分のそれに近いものだったから、その子宮に入ることになった、と考える方が無理がありません。

あなたが一つ前の過去世において、どんな生き方、どんな人生を送って来たか、どんな思いを残して死を迎えたかということが、次なる子宮が選ばれる最大の要因となるわけです。

今回の人生で、あなたが闘いながら死んで行くなら、次の人生でも同じように戦わねばならない苦しい人生が待ち受けているということですね。

あるいは、今生においてなるべく戦わず無防備に、最大限の意識を持ちつつ生きて死ぬなら、次の生では更にそれが花開くすばらしいものへとなるはずです。