「今」の中へ分け入る

最近午前中の時間帯は、独りで過ごすことができるようになったせいか、少しだけ意識の深さが違ってきたような自覚があります。やっぱり、環境って大きいですね。

誰かと会話をしたり、他人の存在を気にしていると、知らず知らずのうちにどうしても内側に意識を向けることが難しくなるのでしょう。少なくとも私の場合は…。

わざわざ瞑想の時間を作らなくても、ただただ「今」に注意を向け続けているだけで、自ずと思考から解放される感じがはっきり分かるようになりました。

そして大切なことは、普段の生活の中でその感覚をなるべく継続させておくということです。それができると、面白い現象が起きることも分かりました。

興味深いのは、外側からやってくる刺激に対して、比較的無頓着になるということです。やはり思考が起きなければ、感情的な反応も起きなくなるということですね。

それはとても楽です。運転中にそれを実践し続けていると、いつもと比較してイラッとくることが激減するのです。反応しないというよりも、反応する自分をただ見ているというか…。

内側へ内側へと意識の向きを固定することで、外側への注意が小さくなってしまうのでしょう。何とも快適です。人との会話中にもそれができるなら、とても素晴らしいのですが、まだまだです。

「今」というのは、本当に奥深い!