望んでも望んでもタイミングが合わずに、逃してしまったものがあって、しばらくはそのショックの尾を引っ張っていて、もういいやと思えるようになった途端にまたそれを見つけるという経験があるでしょうか?
こういうのを皮肉な体験と言うのでしょうね。昨年、あるものを気に入っていて手に入れたいと思っていて、本気になったときに他人にス~ッと横から奪われた経験があるのです。
勿論、不法なことではなかったので、どうすることもできずに、それへの執着を残しながらも、別のそれに準じるものを見つけ、それで手を打ったのです。
ところが、最近その最初のものに肉薄するようなものを見つけてしまい、今度はそれを求めてもうすぐ手に入るかもという状況で、突然最初のものをまた見つけてしまったのです。
何という皮肉でしょうか?もしも神がいるのなら、「あんまり、人をおちょくるんじゃないぞ~!」と言いたくなるのです。
こういう何とも言えないような、絶妙にうまくできている物語は嫌いじゃないです。というより、結構好きかもしれません。
神のおちょくりにまんまと引っかかって右往左往している自分が、おかしくてちょっとかわいくて、やっぱり人間て物語が大好きなんですね。
以前、神に言いたいことがあったのですが、それは、「勝手にこんなところに置き去りにしやがって、この世界望んでないぞ!早く元の場所に戻してくれ~~」だったのです。
けれども最近は、「神さ~ん、あんた冗談がお上手だね~~!」に変わりました。所詮は、冗談、すべてはジョークだということが分かってきたからです。
そうなると、もう何があっても深刻にはなれない。みなさんも、深刻さゼロ宣言しましょう!