理性と無邪気さのバランスが大事

先日、有名な女優さんの息子が大変な事件を引き起こしましたね。ちょっとキャラが変わった人だというのは、私もテレビのバラエティ番組などを見て知っていました。

日頃から、自分は性欲が強いということを公言していたらしいですね。けれども、そのことが直接事件を引き起こす要因ではないと思います。

健康な若い男性であれば、誰だって性欲が強い年頃なわけで、だからといって、若い男性がみんなこんな性犯罪を引き起こすことはないのですから。

私が知ってる限りでは、テレビのコメンテーターが誰もまともなことを言わないので、感じていることを少し書いてみたいと思います。

被害者の方のことは、ここでは置いておいて、ただ犯罪の裏にある彼の内面について書いてみたいと思います。この事件を引き起こす原動力の一つは、「甘え」なのです。

つまり、彼の中の幼い男の子が、最後は許してくれるお母さんを他の女性に投影することで、その女性からも最後は許してもらえると思っていたのでしょうね。

彼の母親は、幼い彼を置いて仕事に行かねばならなかったため、一緒にいるときにはものすごく受容的だったのだろうと思うのです。

それ自体は決して悪いことではなく、かえって彼の無邪気さがいつまでもなくならない結果を生み出してさえいるといえるのです。

ただし、その無邪気さに大人の理性がうまくブレンドされることで、人はバランスが取れるのです。そこがきっとアンバランスなまま成長してしまったのでしょう。

社会に出て、そこでもまれてこれから成長していく矢先のことだったのだろうと。そして、究極的には、自分を置いて仕事に行ってしまう母親に対する問題行動としてとらえることもできるのです。