流転するがままに任す

人生をなるべく気楽に生きるためには、物事へのこだわり、わだかまりをできるだけ少なくしていくことが必要なのです。

こだわるということは、そこに必ず執着を生むのです。執着というくらいですから、エネルギーがそこに固着してしまうわけです。

そうなると、自然の流れに逆らってしまうことになるために、不必要な労力や気苦労を背負いこむことになるのです。

執着心は、完全に過去と未来にのみ存続するので、今この瞬間とともに流れていくことなど到底できなくなってしまうのです。

何であれ、自然な流れが滞ってしまうと、川であれば水が腐敗するし、血管であれば血流が悪くなるのですから、これ以上身体に悪いこともないはずです。

物事は常に起き続けているので、自分も動き続けていることが健全なのです。そのためには、マインドの勝手な動きを少しでも小さくしなければなりません。

マインドが停止してしまえば、100%今この瞬間に在り続けることができるのです。そのときには、どんなこだわりも消えて、「何でもいいよ」だけが残るのでしょうね。