知覚が消えて真実が顕れる

私たちが生きているこの世界は、私たちが認識するように存在しているわけではありません。ただそのように見えているだけなのです。

物質に色がついているわけではないのです。もしも赤色のモノがあるなら、その物質が赤に見える光の周波数だけを反射しているに過ぎません。

だから物体そのものに色という特徴が存在しているわけではないということですね。私たちが見ることで、それがそのように見えているだけなのです。

そうやって考えてみると、他の知覚、聴覚や嗅覚、あるいは触覚などを使ってこの世界を認識しているだけで、そのように世界があるわけではないとはっきり分かりますね。

つまり、私たちの知覚が全く異なる機能を持っていたとしたら、全く違うようにこの世界を認識しているはずなのです。

あるいは、五感以外の知覚を持っていたとしたら、それこそ全く別の世界に住んでいるように感じてしまうかもしれません。

そう考えてみると、本当はどんな世界に自分がいるのか何か不思議な感じがしてきませんか?あるいは、ちょっと怖くなってしまうかもしれません。

でも大丈夫です。身体の消滅とともに五感が消えていった時にこそ、私たちは真実と出会うことになるはずだからです。