恥ずかしさと信頼は反比例

昨日のブログでは、愛と信頼は手を携えてやってくるというお話しをしました。本質的には両者は同じものだと思ってもいいかもしれません。

ところで、私たち誰もが持っている感覚に恥ずかしさというものがあります。一口に恥ずかしさと言っても、可愛らしい恥じらいのレベルから、恐怖と同等の恥の感覚もあるのです。

この恥ずかしさは特に敏感な人に多くみられる傾向があって、幼い子供の頃から大人顔負けの恥ずかしさを持っている場合も少なくありません。

誰に教わったわけでもないのに、恥ずかしさの中で生きている子供のときのクライアントさんをたくさん見てきました。

この恥ずかしさは信頼が増えればそれに伴って減るのです。つまり恥ずかしさと信頼は互いに反比例の関係にあるということです。

どんな子供も、無邪気さの中で生きているうちは恥ずかしさはほとんど持っていませんので、この状態では信頼がたくさんあったということです。

もちろん無意識的に生きているので、本人としては信頼に対する自覚は全くないのですが、自我が育つにつれて防衛をするようになって、それとともに恥ずかしさも芽生えていくのです。

恥ずかしさがなくならなくてもいいのですが、できればそれを感じつつも無邪気さの方に舵を切るなら、少しずつ信頼も増えてくるはずですね。