金メダルを目指して日々努力しているアスリートが、金メダルを摂って欲しいと周囲から期待されるのは当然ですね。
そしてその期待はプレッシャーになるかもしれませんが、選手もそれを力に変えて頑張ることができたりします。
それは、本人自身の期待値と他人からやってくる期待が同じところに向いているからなのです。
もしも自分の期待値と周りからの期待値が異なるものであったなら、それはなかなか厳しいことになるのです。
その時初めて、期待というのは決して愛ではないと悟ることになるのです。期待というのは期待する側のエゴに過ぎません。
子供の頃に親から勝手な期待をされて、さらにその期待値が子供本人の気持ちを全く無視しているようなものだとすると、子供は深く傷つくことになってしまうはずです。
そしてその子供は無意識的にその期待を裏切るように結果を作り出すのです。それはある種の仕返しのようなものです。
そこには愛が入る余地がないと直感してしまうため、子供はその期待を裏切り続けることで、自分の本心を知って欲しいと思うわけです。
親に見当外れな期待をされた子供は、無意識的に自分への高い期待値を作り出してしまいます。
そうしておいて、その期待を裏切ることを繰り返して、その結果自己嫌悪、自己否定を感じることになり、きっと辛い人生を生きることになるでしょうね。
もしもあなたが幸せに生きることを目指すなら、自分にまつわるあらゆる期待をより小さなものへと変えていくことです。
その結果、パートナーや子供に対する期待も少しずつしないようになっていけるはずです。そうなれば、心穏やかな日々を過ごすことができるのですね。