夢とこの生は違う?

今回の人生の目的は何か?と考える人は意外に多いかもしれません。何か目的や目標がはっきり定まっている方が、生きやすいのだろうと思います。

人間(自我)のレベルでの話しであれば、そう言ったことをあれこれ考えるのも悪くはないかもしれません。

けれども、より真実に近いところにおいては、答えは全く異なるものになってしまいます。

そもそもこの生に目的などないのです。生に意味を見出そうとするのは勝手ですが、そんなものはありません。

生は何かを達成するためにあるのでもないし、どこかに至るものでもないのです。これが真実です。

自我(思考)はそれを許すつもりはないでしょうけれど…。目覚めた途端に長い夢が消えてしまうのと同じ。

あれほど夢の中でもがいて必死だったのに、目覚めてしまえば、まるで泡のように消えていくのです。少しの間は余韻が残っていることもありますが。

生も全く同じです。どれほど焦って耐えてもがいて苦しんで、何かを手に入れようとしたところで、終わってしまえば何も残りません。

それなら、夢とこの生という現実と何が違うのでしょうか?違いを見つけることはなかなか難しいように思いますね。