費用の決め方

以前テレビ番組で、ある企業において、各社員の給料の額を全員で決めるというのを特集していたことがありました。詳しいことは覚えていないのですが、確かに社長の給料も全員が関わって決まるようなシステムでした。

それぞれの人が自分はこれだけの実績を上げたので、このくらいの給料をもらいたいという希望を提出し、それについて全員でその妥当性を討議するというものだったと思います。

ですので頂点に位置する社長といえども、自分で自由に自分の給料を決められないわけです。ある意味とても民主主義的な方法と言えるかもしれませんね。

それはとても斬新な給料の決め方だなと思った記憶があります。私がセッションの費用や講座の受講料などを決める際には、私自身の独断で決めています。

先日開催したヒーリングセミナーの参加費用も、大した理由もなしにこのくらいという具合に決めさせていただきました。

正直、一体何を基準に決めたら本当にその額に妥当性を感じることができるのか、自分では全く分からないのです。したがって、言葉は悪いですが「えいや」で決めてしまいます。

もっといい決め方というものがないのかなと時々思ったりもするのですが、今まで実現したことは一度もありません。

いっそのこと、セッションの費用はそのセッションにいらっしゃるクライアントさん自身に決めてもらうのがいいのかなと思ったりもします。

講座も同じように、私が決めるのではなくて、それぞれの受講者のみなさんが独自に決めていただけるというシステムにできたらいいのかもしれません。

その場合、費用は個人個人で異なることになってしまいますが、いただいた額を私のほうで公表することはないようにするというルールが必要ですね。

そうすると、学生さんや金欠病の方は当人が無理なく支払える額になるでしょうし、ふところに余裕のある方はそれなりの額を払っていただけることになると思います。

また経済的な状況だけではなくて、セッションや講座などのその時の満足度というものも、支払っていただく額に反映されることにもなるかもしれないですね。

そんな理想的な費用の決め方ができたらいいなと思っています。近いうちに実現するかもしれません。それが吉と出るか凶と出るのかは聖霊に委ねることにしたいと思います。