罪は許せない

私たちが罪悪感に悩まされてしまうのは、罪というものは拭い去ることができないような過ちであるという認識を持っているからです。

罪を犯してしまったとして、それに見合うだけの罰を与えられたとしても、それで罪が消えてなくなってしまうというように考えている人はいないはずです。

勿論、法律上では、罰によって罪を償うということで晴れて公式にはもう咎められない状態にはなるわけですが、誰しも犯した罪そのものがなくなるわけではないと知っています。

つまり、罪というのは一生残るものだという認識なわけです。だからこそ罪悪感を恐れることになるのです。恐れるあまり、それを抑圧して自覚できないようにしてしまったりするのもそれが理由です。

私たちは一旦罪を犯してしまうと、その後は何をどうしようとその罪を背負って生きていかねばならないと信じているのです。

訂正できない間違いのことを罪と呼んでいるからです。訂正できないのですから、永久に残ってしまうわけです。これではたまったものではないです。

そして困ったことに、エゴは我々をそそのかして寛大な心を持ってすれば罪を許すこともできるはずだと思わせようとします。

そのために、決して消えることのない罪に対して、許そうと頑張ってしまうのです。そんなことは絶対できるはずもないのに。

そこに罪があると認識しておきながら、それを許せると思うのはエゴの策略なのです。そうやって、結局は許しようもない罪にがんじがらめにさせられてしまうのです。

一度、はっきりとさせておきましょう。「罪は許すことは出来ません。」何度も言うようですが、許せないものを罪と呼ぶのですから。

ではどうしたらいいのでしょうか。本当に一度犯した罪を死ぬまで背負っていかなければならないのでしょうか?その答えは奇跡のコースに書いてあります。

すべてを解決してくれるコースに興味を持っていただけると嬉しいです。