とてつもなくこの瞬間に在る

生におけるもっとも美しい瞬間、それは混乱も確かさもないときだ。人はただ、在る。鏡があるがままを映し出している。どんな方向性もなく、どこにも向かわず、何かをしようという考えもなく、未来もなく…ただ完全にこの瞬間に、とてつもなくこの瞬間に在る。

by osho

マインドにとっては、↑これが一番難しいことです。というより、そうしたくないというのが本音なのですね。

もしも内面が鏡のように澄んでいるなら、マインドは働くことができないのです。マインドとは、ピカピカの鏡を粉々に割ってできた思考の破片の塊なのですから。

方向性がなければ、息が詰まってしまう感じがするし、どこにも向かわなければ、生きている気がしないのです。

何かすべきことがなければ、マインドは飢え死にしそうになって苦しむことになるのです。

この瞬間の中へと入っていくとは、時間という流れのヒダの中へ深く深く入り込んで、時が消えていく地点まで向かうということ。

それはマインドがマインドとして機能している限りは不可能なことです。マインドの荒い波動が邪魔をして、永遠の静謐さを捉えることができないからです。

混乱はマインドの特徴ではあるのですが、確かさも実はマインドのものなのです。そのどちらでもないとき、初めて内側が鏡のようになるのですね。