戦いから解放されるマインド

戦っていないとき、あなたは生そのものとなる
戦っていないとき
あなたは広大なるもの、無限なるものになっている
あなたが戦っていないとき
東洋においてその状態は<明け渡し>として知られてきた

by osho

私たちのマインドは常に戦っています。一時的に戦いを中止している状態の時もないではないですが、それもつかの間、すぐに戦いに戻るのです。

戦うというときに、自分の外側の何かと戦っていると思いがちですが、実はマインドはそれ自身の一部と戦っているのです。

そのおかげでマインドは分裂し、存続していられるのです。マインドは戦うことをやめてしまえば、危機的状態に陥ってしまいます。

それが↑で言う<明け渡し>の状態ですが、それは結局マインドの終焉を意味するのです。覚醒とは、マインドが戦うことをやめてしまった状態のことなのです。

マインドは、幼い頃の惨めな自分とずっと戦っているのです。戦ってなきものにしようとするか、相手を忘れられるくらいに惨めではなくなろうとするのです。

けれどもその努力そのものが、惨めだという思い込みへの反発エネルギーを意味するので、努力という戦いが続く限りは、惨めな相手も健在なのです。

この戦いはいつまで続くのか?癒しを進めていくと、あるときに幼い頃の惨めな自分から逃げる、あるいは戦うことのバカバカしさに気づくのです。

そのとき、本人の自覚としては、自分に対する深く謝罪の気持ちがやって来る感じですね。心から謝るのですから、戦いはなくなっていくのです。

そうなると、強く分裂してきたそれぞれのマインドの部分同士の距離が縮んできて、マインドそのものが小さくなっていくのです。

そしてようやくマインドの中心が見えて来るのです。両極端から解放されて、穏やかなマインドが戻って来るというわけですね。