知識は実践を必要とする

知識というのはただの情報であって、社会の中では多少役に立つことはあっても本質的なものではありません。

つまり本当の意味では役に立たないのです。知識がどれほど増えたところであなたの生き方が変化するということはないということです。

知識を役立てようとしたら、繰り返し実践することが必要なのです。実践することを通して理解へと変わるのです。それが自分のものとなるわけです。

そして深い理解こそが気づきというもの。私たちが真に変化するのは、深い理解によるのです。

たとえば、ネガティブな感情を感じることでその感情のエネルギーは消費されて小さくなっていくのですが、それをクライアントさんにお伝えしてもそれはただの知識に過ぎません。

何度も繰り返し実践することでしか、それを自分のものにすることはできないのです。たとえうまくできなくても、めげずに実践すること以外にありません。

瞑想についても同じことが言えますね。どれほど瞑想に関する知識を増やしたところで、これっぽっちも役には立ちません。

失敗を恐れずにただただ実践する以外には、理解に至る方法はないということです。だから誰でも例外無く始めは初心者だったということ。

分からないなりに試行錯誤を繰り返して、少しずつ気づいていくのです。それが楽しいと感じるのか、面倒と感じるのかがカギとなるかもしれません。