自分の財産て何があるんだろうと思って少し考えていましたが、形のあるもの、目に見えるものとしては一つもないということに気付きました。
夫として家内に残して上げられるもの、親として子供たちに残してあげられるもの、そういった財産はまったくないなと思うのです。
だったら無形の財産はどうなんだろうと考えて、唯一これだと思ったのは自分の今までの経験とそれから得たさまざまな気付きなのです。
確かに自分の中では、特にこの十年の気付きはとても大きいものがありました。今の仕事をするようになって、多くの人と気持ちや考え方、そして体験なども共有することができました。
それは自分にとっては何よりもかけがえのない財産となっていることは確かなのです。自分一人のこの限定された人生だけでなく、自分以外の人たちの人生を一緒に見つめることができたことは、何倍もの人生を同時に経験したのと同じようなものかもしれません。
この気付きという財産をただ自分の内面にとどめておくのは、何とももったいないと思うようになってきました。
自分自身も当然今でも気付きの現在進行形であることは間違いないのですが、それでも財産をいくらかでも伝えることができたらいいなと思うのです。
伝えることこそ自分の学びそのものであるというコースの教えにもあるように、自分の財産を是非伝えたいと本当に思えるようになったのです。
それで、何となく伝えることを今まで以上にやって行きたいなと思うようになってきたのです。7月から始めたヒーリング講座も、もう来月の初めで終わりになります。
引き続きその講座も続けて行きたいし、そのほかの自分ができる講座も是非始めて行きたいなと思っています。