幼い男の子の暴言

夕べ、とあるテレビ番組において、日本原子力技術協会最高顧問の石川迪夫という人物が発言した内容を聞いて、思わずのけぞってしまいました。

私のこのブログなど、何を書いてもどこからも圧力などかかってはこないし、万万が一にも圧力が来ても大丈夫なので、名指しで書きます。

心底びっくりしてしまいました。彼がうそを言っているという感じは全くなかったので、自分が信じていることをただ訴えていたんだろうと思います。

だからこそ、余計に驚いてしまったのは、原子炉が大切なのですね、彼にとっては。それは、幼い男の子が自分のおもちゃが大事で、それが誰かに迷惑をかけてもそこを理解できないでいるのと同じです。

あまりにもひどい人的被害を出しているのに、自分の立場を考えもせずに言った一言、それは補助電源が稼動している間に外部からの電源がこなかったために、原子炉が破壊されたのだという言い逃れ。

そして、地震の揺れでは原子炉は大丈夫だったと胸を張って言っていました。私は日本人の幼稚な側面を凝縮して見せ付けられた気がしました。

しかも、彼は福島第一原発から数キロ以上離れた場所であれば、今すぐにでも避難所から戻ってきても大丈夫と言明していました。

本人は正しいことを訴えているつもりなのでしょうけれど、これは犯罪に等しいことですね。それが日本の原子力技術の最高顧問なのです。

こうしたことも含めて、私が見聞きしたことはすべて私の心の投影であることは分かっているのですが、すぐには認めることができません。

驚いてしまって、ものも言えませんね。でもこれが日本という国の現実ということです。心の闇をこれでもかと見せ付けられる時期なのでしょう。

それが後どのくらい続くんでしょうか。もうすでに辟易してしまっているというのが正直なところですが、もう少し見てみることにします。

そして、やはり真の自己はそれも含めてすべてを受容するということを知るチャンスでもあるということだと思っています。