真の自由とは

昨日のブログで、「無選択」について書きましたが、少しだけ補足したいと思います。無選択こそが、本当の自由だということを書き忘れたのです。

私たちは、誰もが自由を求めています。そのくせ、何等かの不自由さを感じながら生きているとも言えますね。なぜなら、私たちが願っている自由さを、この社会もそしてかつての親も認めてはくれなかったからです。

自分の自由にしたいといくら願ったところで、それじゃあ生きていけないよというメッセージを幼いころに沢山受け取ってしまうのです。そうやって、親や社会のルールを仕込まれるのです。

自分の自由さと社会的なルールの両方のバランスがうまく取れている場合は問題ないのですが、ルールの方が優勢になりがちなのです。それを自己防衛と呼びます。

そうして、あまりにも自己防衛によるルールを優先するあまりに、不自由極まりない人生を生きることになってしまい、結果は大抵が鬱々とした毎日となるのです。

その不自由さから脱出して、自分らしく自由に生きて行けるようにするのが、セッションなどでやっている癒しなのです。人は癒されればそれだけ、社会や自分が作ったルールから自由になるのです。

けれども、これでまだ終わりではありません。この自由とは、社会や自分が作った防衛というルールから自由になるだけで、まだ本当の自由を手に入れたとは言えないのです。

本当の自由とは、あなた自身から自由になるということです。つまり、それはあなたのマインドからの自由を意味します。私たちは、このままだとマインドの奴隷です。

そのマインドは、思考によって日々選択を繰り返して自分をどこかに導こうとしているのですが、それに騙されてはいけません。

あなたは、あなたのマインドではないからです。マインドと同化している限りは、本当の本当の自由を手に入れることはできません。

そこで、「無選択」という生き方がようやく表れることになるのです。無選択でいると、マインドは衰退の一途をたどることになるからです。

思考すること、それによる判断、あるいは比較、そして選択などをしないでいれば、思考は停止してしまい、動いていなければ困ってしまうマインドは、いずれは静かになっていってしまいます。

その時、あなたの本質が顕われることになるはずです。それこそが、真の自由の状態なのですね。