癒しの作業を疑うマインド

人は内面の癒しを進めて行くと、それなりにいろいろな変化に気づいてくるものです。勿論、その気づきは千差万別であって、こうならなければならないということはありません。

私自身の経験では、しばらくは何も自分の変化を感じることができなかったくらいですから。それでも、自分以外の家族が少しずつ楽になってきたなと感じたその後に、やっとどうやら自分にも変化が来たと感じたくらいです。

癒しがうまく行っている場合には、いい方の変化として次のようなことがあげられます。

-頭でグルグル考えることが減ってくる

-いろいろな事がそれほど気にならなくなる

-身体の痛みが楽になる

-自分に対して、裁くことが減ってきて優しくなる

-他人に対しても同様に裁くことが減る

-身体の疲労感が減少する

-感じる能力が蘇ってくる

-ねばならないなどのルールにこだわらなくなる

-自己表現ができるようになる

-etc.

一方、やだなと感じる方の変化としては次のようなものがあります。

-一時的に極度に身体の具合が悪くなる

-辛いことを感じやすくなる

-頭や心が混乱してくる

-頑張れなくなる

-自己表現を抑えられなくなる

-etc.

癒しを一気に進めようとしてがむしゃらにやっていくと、心の反動もそれに比例して大きなものとなってしまうために、上記のような辛さがやってきます。

特に、マインドは混乱してくるものです。そのときに、自分は信じるままにこんなことをしていていいのだろうかという疑いがやってくるかもしれませんが、それこそが自我の巻き返そうとする作戦だと理解することです。

早々に癒しを終えて、健康になったらこの世界で活躍できるという考えが一番危険です。癒しは継続してライフワークのようにしていくことです。

そしていずれは、自己の本質に気づくことになるのですから。