問題行動と発達障害

このブログでも何度もお伝えしていることですが、ありのままの自分からかけ離れた不自然な生き方をすればするほど、ヤダ~!!という本音を抑圧してしまいます。

そしてそのエネルギーが限界を超えると、一挙に表舞台に出て来て、感情が爆発したり、無気力&疲労感のようなウツ症状がやってきたりするのです。

それと同時に、必ず「問題行動」も発生します。問題行動は、自分ではどうしてそういう行動をするのか分からないために、一般的に常態化してしまうのです。

オネショや不登校、その他のあらゆる問題行動の原因に本人が気づかなければ、いつまでもそれを繰り返してしまうのです。

そうした問題行動の中でも非常にやっかいなのが、自分の能力を使えないようにするというものがあります。つまり、能力があるのに本人にとっては「できない」という状態が続くのです。

他の誰もがごく普通にできるようなことを、自分はできないために、もしかしたら発達障害なのかもしれないと疑うこともあるかもしれません。

実際に、幼い頃に両親などから厳しくルールを与えられてコントロールされたりすると、自分は自由にしていてはいけないのだとして、脳の発達を抑制してしまうといったことが起きるのです。

なぜ自分は人並みに物事をこなすことができないのだろうと悩むことがあるのでしたら、問題行動をまず疑うことです。そして、充分に癒しを進めて行くことです。

その上で、冷静な精神状態においても、やはり一部の能力が欠けていると感じるのでしたら、その時には初めてその部分についての発達障害があると考えるべきです。

問題行動と発達障害による不具合とは、混じりあっていることが多いものです。まずはしっかりと癒しを進めていくことから始める必要があると思います。