「観ること」それが究極の状態

「観ること」、本当はそれ以外のどんなアドバイスも不要なのです。けれども、昨日のブログで書いたように、エゴど真ん中に立っている人にそれは通用しません。

だから、癒して行くための様々な方策をお伝えするのですが、それでも真に必要なことは、「ただ自分を観ること」。それだけであり、それ以外のどんなアドバイスも余計なのです。

なぜ余計かと言うと、それ以外のいかなるアドバイスもエゴを活性化する可能性が高いからです。エゴは、こうしたらいいと言われれば、喜んでそれをするのです。

エゴにとっての一番の苦痛は、何もしないこと。問題に対してどんな対処もせずに、ただ観ることだからです。それだけが、エゴを希薄にさせるからです。

特別何もせずに、ただ自分を観ていると、エゴは意識をなくして無意識状態へと逃げ込もうとします。つまり、思考を停止するや否や、自分を動物のようにさせるのです。

幼い子供のようにボーっとさせるのです。つまり、エゴは思考で自分を乗っ取るか、それができなければいきなり無意識にさせて、眠らせたりするのです。

そのどちらでもない状態、それがただ観ることです。ここまで読んできて、何だかいやな感じがするなら、それはあなたのエゴが危機を感じているということかもしれません。

エゴがどのように反応するかを、常に「観ていること」です。それは、エゴとの間にすき間を作ることになり、本当の自己は決してエゴではないと気づくことにもなるはずです。