瞑想が苦手と感じている人へ

クライアントさんの中には、瞑想を得意としている人も確かにいらっしゃるのですが、実際には多くの方々が苦手だと感じているようです。

人間にはそれぞれに得意不得意があるものですから、誰もが同じように瞑想しなければならないというものではないのです。

もっとも不要だなと思うのは、瞑想が苦手な自分はダメだと否定してしまうことです。本来、瞑想はするものではありません。

何もしないことこそが瞑想なのですから、得意かどうかなどという発想が見当違いだということもできるのです。

ただし現実的には、マインドというのは何もしないでいることはほとんど不可能なので、瞑想を「する」という変な言い方をせざるを得ないのですね。

その上で、どんなマインドの状態にあると瞑想しづらいのかを見てみると、無意識的な状態のときなのです。

自覚なく過ごしていることが多ければ、間違いなく瞑想が不向きなマインドの状態であると言えますね。

逆に言えば、何であれ意識的にするのであれば、それが歩くことでも食事することでも、会話することでも、それだけで瞑想することに近いのです。

わざわざ時間を割いて瞑想しようとしなくても、できるだけ意識的な時間を過ごすようにする方が、より瞑想的なのです。

したがって殊更苦手意識を持つよりも、瞑想のことはすっかり忘れてもらって、ただただ意識的な状態でいるように心がける方がいいということですね。