信頼を学ぶとは?

もしあなたが惨めならば
ほかに救いは何もない
信頼を学ぶことだ
もしあなたが人生に何の意味も見出せず
虚無感を抱いているとしたら
ほかに救いは何もない
信頼を学ぶことだ
信頼が意味を与えてくれる
なぜならば、信頼はあなたをして
全体があなたに降臨することを可能にしてくれるからだ

by osho

マインドの仕組みを調べてみれば分かるのですが、どのマインドであれ惨めさの上に立って生きているようなものなのです。

特に幼い頃は、惨めさが凝縮しているのです。惨めさとは、期待値と現実とのギャップの大きさに比例するのです。

そして、誰もがその惨めさから脱出しようとして奮闘努力をするわけです。自分は惨めなんかじゃないということを証明しようとして頑張るのです。

それを人生と呼ぶわけです。どんな方法を使って惨めさを解消しようとしても、それが救いになったことはないと言っているのですね。

結局はその努力そのものが惨めさを証明しているようなものだからです。どんな喜ばしい結果が手に入ろうと、それも一時的なものでしかないのですから。

人生において、なにを手に入れようとも、また惨めさがジワジワ迫ってくるのをどこかで感じなければならないのです。

だからこそ信頼を学ぶ以外には、本質的にはどんな救いもないと言っているのですが、実際に信頼を学ぶとはどういうことなのでしょうか?

信頼とは、思考のないところで起こるものです。つまり、それはマインドの内側にはないということです。

マインドとの間に隙間ができれば、自然とそれが信頼を感じられるようになるのです。だから、常にマインドを見守ることが必要なのですね。