これまでにも何度となくマインドの問題行動について書いてきました。ここで言う問題行動とは、抑圧されたエネルギーが具体的な行動として本人の意思とは無関係に表に出てくる現象のこと。
親にとって問題だと思うような言動を起こして、少しでも自分の本当の気持ちを分かってもらおうとするのです。
幼い頃であればオネショであったり、小児喘息やアトピーといったアレルギー系の病気、あるいは不登校なども代表的な問題行動です。
けれども実際には、個々の生育環境の違いによって、具体的な問題行動というのは本当に千差万別なのです。
だから自分自身で、自分の言動のうちのどれが問題行動なのかを見抜くのは大変かもしれませんね。
特に大人になってからの問題行動というのは、少々手が込んでいたりして見破るのはやっかいになる可能性が高いです。
たとえば、何となく人に嫌われるような言動をとってしまうだとか、能力が足りないわけでもないのに、いざとなるとミスばかり犯してしまうなど。
このような自己嫌悪を起こしてしまうようなものは、大抵が問題行動だと思って間違いありません。
それをしっかり見抜いて、問題行動を起こさざるを得なくなってしまった過去の痛みを思い出して、まったく見当違いの自己否定をやめることです。
マインドの仕組みとして備わっている問題行動への理解をより深くし、不要な自己否定、自己嫌悪を消すことができたら、人生の風味は必ず変わってくるはずですね。