人は何かに夢中になっていたりせず、あるいは何かをグルグル考えていたりせずに、静かにしていられるなら、今ここに自分がいると自覚できるはずですね。
目を開き、そして周りの音を聞き、身体全体でこの場所の空気感などを感じることができるはずです。
けれども、一たび目を閉じて心静かにしてみれば、ここに自分がいるの「ここ」がどこなのかが分からなくなってしまうのです。
そしてそのことは、自分がどの場所にいようと同じことが起きるのです。目を開けた状態でどこにいようと、目を閉じたなら全く同じ「ここ」が在るのです。
つまりこの場合の「ここ」とは、何処でもない「ここ」なのです。「ここ」とは場所を指す言葉ではないと気づくはずです。
もう一つ、一時間前に「今」と感じていた今と、今この瞬間に「今」と感じる今にも違いを見出すことができないのです。
つまり、「今」とは時間のことではないということ。
「ここ」は場所のことではなく、「今」は時間のことではないという、この2つのことが直感的に理解できるなら、真実が身近な状態だということです。
「ここ」と「今」を深く感じる練習をすると、それ自体が瞑想になるのです。ぜひ試してみて下さい。