正直は無防備であること

とあるクルマのディーラーに行って、そこの営業の方とお話しをしていて気づいたことがあるのです。

担当して下さったのが、入社してまだ数年くらいの若手の女性営業マンでした。いろいろ細かな質問をすると、分からない事があったり間違った答えを言ってみたり。

それでも比較的正直な感じが伝わってきたのでよかったのですが、途中で割り込んできた所長?のような人物がなんとなく感じが悪い。

いかにも営業として熟練していますよ的な感じと言えばいいのでしょうか?かなり自信たっぷりに持論を展開するのです。

その内容にも疑問を感じるし、なによりも人を丸め込んでうまいこと納得させて、その気にさせて買わせようとするエネルギーのようなものを感じたのです。

実際にはそこまで考えているわけではないかもしれませんが、長年に渡って慣れてしまった無意識レベルの一種のクセのようなものなのか。

担当営業のあの女性もキャリアを積むにつれて、そんないやなエネルギーをまとうことになるのかと思うと、ちょっと悲しくなりますね。

その彼女がよく間違ったことを言うので、正直でいることが1番大切だし好感が持てるので、それを忘れないでと伝えました。

正直でいるというのは、それだけ防衛が小さいということなので、勇気がいることでもあるのですが、長い目でみればそれに越したことはないですね。