この世界は二元性と言われますが、それはこの世界のすべてが上と下、明と暗、昼と夜、表と裏のように二元になっているからです。
創造主としての神様も、表だけがあって裏がないコインを作ることはできなかったということですね。
マインドの中でもこの二元性は働いているのです。信じるがあれば、信じないもあるし、好きがあれば嫌いもあると言う具合に一対になっているのがわかります。
とここまでは、あたかも本当に森羅万象のすべてが二元性の中にあるように書きましたが、真実はそうではありません。
その反対に、非二元(ノンデュアリティ)が真実なのです。この世界をどう見るかによって二元に見えたり、非二元になったりするのです。
つまりは、思考を通して見ることで、何であれ二元になってしまうのです。それは見る対象物に関わることではなく、思考がすべての原因なのです。
思考そのものが二元性だからなのですね。思考を通してコインを見れば、表と裏があると認識するのです。
けれども、思考なしでただ見るなら、そこには表も裏もどちらもありません。言っている意味分かりますか?
思考さえ介在しなければ、すべては非二元だということが分かりますね。