年齢はそちらの世界のもの

先日帰宅すると、一通の薄紫色の封筒が届いていました。そこには、「高齢者・・・」の文字が…。

父親はもう亡くなったのになと思って、宛名を見てみるとまさしく私宛だと分かったのです。

その封筒にはなんと、保健所から届けられた「高齢者用肺炎予防接種予診票」なるものが入っていたのです。

あれ、気がついたらとうとう高齢者の仲間入りしていたというわけ?我ながらびっくりするやら、少々納得してない感が…。

公的機関から高齢者と判別されてしまったら、どうもがいても高齢者なのでしょうね。けれども、中身はまったくもってそぐわない。

いつも16〜19歳程度の感じでいるのですから、厚かましいにもほどがある。一体自分は何歳になったら高齢者、あるいは老人になったという自覚がくるのか?

たしかに身体は年齢並だと自覚しているのですが、内面は非常に若々しいことこの上ない。きっと自覚としては若者のまま死んでいくんだろうなと思うのです。

正直言えば、意識に年齢などあるはずもないわけで、そう言う意味ではこの身体もその年齢も全部そっちの世界のもの。

こちらには、純粋な意識しかないのですから。それを無と呼んでもいいし、時間も空間もないし、死ぬことも生まれることもない。これが強がりに聞こえなければいいのですが…。