自我を成敗しようとしない

生は意味するべきではない。生は在るべきだ。それ自体でひとつの目的–。

どこに向かっているのでもない。いまここを楽しんでいる。祝っている。

そうしてはじめて、あなたはやわらかくなれる。

by osho

自我はまったくもって↑これの真逆です。自我にとっては、意味とか、価値とか、目的などがとても大切なのです。

というよりも、そういったものなしではとても生きていけないのです。だから柔らかくなれないでいるのです。

生自体が目的であるのに、自我はその生の中で個別の目的を持とうとするのです。その達成のために固くなってしまうのです。

自分の生を勝手な都合で、より意味のあるものにしようとするし、自分の存在をより価値あるものにしようとするのです。

それが戦いを生み、決してリラックスすることができなくなってしまうのです。硬直した生は生きているとは言い難いのです。

自我を成敗しようとすれば必ず失敗します。なぜならその発想そのものが自我のものだからです。

逆に、自我の生き方を愛を持って見守ってあげましょう。その一方で、今この瞬間をなるべく楽しみ、祝い、踊るのです。

そうなれば、自我はひとりでに退いていくしかなくなるのですから。