人生はドッキリカメラ

テレビ番組の中で、概ね視聴率を稼げる番組と言うのが昔からあると思うのですが、私の中ではドッキリカメラがその筆頭に挙げられると思います。

子供の頃からよく観ていましたが、少しずつ趣向を変えてはまたやるのです。もうかれこれ50年以上は、何らかのドッキリテレビ番組を観てきましたね。

何がそれほど面白いのか自分でもイマイチ分からないのですが、ドッキリを仕掛けられた人が、ドッキリと知ったときのあの安心する顔が見たいのかもしれません。

実は私たちが日々生きている人生も、ドッキリテレビに似た要素がたぶんにあると思うのです。

人によってその人生は様々ですが、大抵の場合は人生物語の中にどっぷりと浸されてしまうのです。

そして必死になって、その難題を解こうと頑張るわけです。テレビのドッキリカメラと違うのは、定期的に種明かしをされているのに気づけないでいること。

実はドッキリでした!と言う天からの声が聞こえないくらい、人生物語に熱中してしまっているのです。

そして何かこれおかしいなと感じだした人から、天の声に耳を澄ますようになるのです。そしていつかはその声を聞いて、な〜んだそうだったのかとホッとするのです。

どうせホッとできるなら、早い方がいいに決まっていますが、人によってはドッキリにハマった状態を楽しんでいたいと言う人も多いのでしょうね。

いずれにしてもいつかは気付かされる時が必ず来るのですから、どちらでもいいと言うことなのでしょう。今日も天が仕掛けたドッキリを楽しむとしますか。