2階の台所に置いておいた朝食用のバナナが、ネズミにかじられて悲惨な形状になっていたのが1ヶ月前くらいですか。
そのあと台所のあちこちにねずみ取りを仕掛けておいたのですが、それを嘲笑うかの如く全く無駄骨だったのです。
そして年をまたいだ今日になって、下の階にいる老いた母親から不気味な生物を発見したと、恐怖と不安の通報を受けたのです。
それで、ネズミちゃんが2階の台所から1階の台所へと場所を移したらしいことが判明。これはチャンス到来。
すかさず家人が、狭い1階の台所のいたる所に強力粘着のねずみ取りを設置して様子を伺っていました。
しばらくすると、再び母親の恐怖に怯えた声が聞こえたので、急いで階下に降りてみると、見事にネズミが粘着ベタベタにかかっていたのです。
よしよし良くやったと思って近づいてみると、それほど大きくもない身体のネズミが身をよじって悲鳴をあげているのです。
何だか可哀想になったのですが、家人から早くやってしまえと催促されつつ、一瞬つぶらな瞳と目が合ったような気がしたのですが…。
それを無視して、その粘着ベタベタ板をギューと二つに折りまげて、ネズミは潰されてもう鳴くことはありませんでした。
何一つ悪さをしていないネズミなのに、こちらの都合だけで殺されてしまうなんて、ホントにひどい話です。
できることなら、次は人間に潰されずに生きていけるような動物に生まれ変わって欲しいですね。