あなたが今生きている人生の主役であるあなたは、あなたが思うほど特別ではありません。なぜなら今のあなたはマインドのことを自分自身だと思い込んでいるからです。
そのマインドというのは、誰のマインドでもそれが生まれる仕組みや働くメカニズムにはそれほど大きな違いはないのです。
だからマインドのことを知り尽くしているセラピストというのは、どんなクライアントさんがセッションにいらしても大抵は困らないのです。
根本はみんな同じで、誰も特別なマインドで生きてるわけではないのです。そのことを残念に思うかもしれないし、良かったと思うかもしれませんね。
だからもしあなたが、不安感に苛まれているとしても、それをことさら悪いことだと決めつけないことです。不安感は誰のマインドにもあるものだからです。
あなたが誰かに嫉妬するとしても、それを殊更悪いことだと決めつけないこと。誰のマインドにも嫉妬を起こすシステムが備わっているからです。
あなたが誰かを憎むとしても、それも悪いことだと決めつけないこと。環境さえ整えば誰のマインドも憎む機能が備わっているからです。
あなたが怠けるとしても、人を裏切るとしても、人を騙したとしても、嘘をついたとしても、それも悪いことだと決めないこと。
あなたが罪悪感に苦しんでいようと、惨めだと思っていたとしても、劣等感の塊だと感じたとしても、それでもそれを悪いことだと決めないこと。
ぜ〜んぶマインドの働きとして元々備わっているものだからです。マインドにいいも悪いもないということを忘れないことですね。