「組織」も苦手

つい先日のブログで、「族」が苦手だということを書きました。俺たちは特別なんだ!というのが透けて見えるからです。

そこから派生して、もう一つ書きたいことがあったので、今日はそれについて書いていこうと思います。

「族」は組織を作りますね。暴走族だって、カシラがいてその下にきっと◯◯の役割といった係りができるのです。

つまり人が集まって団体として機能させようとすれば、必ず組織というものが出来上がるわけです。

そこで大抵は組織そのものと組織の組員(人間)との間で、妙なことが起きてくるのです。

それは、人間のために組織が作られたはずなのに、組織の方が人間よりも大切になってきてしまうのです。

たとえば、信者のためにこそある教会が、教会を守るために信者が大変なボランティア活動を続けたりするのです。

家族の一人ひとりが大切なはずなのに、家族という団体を守ろうとして苦労を重ねてしまうということです。家系を守るとか、お墓を守るというのも同じです。

組織を守りだすと、間違いなく腐敗が始まるのです。そうなったら、その組織は人にとって有害なものに成り果ててしまいます。

人の役に立てようとして組織が作られるのは問題ないのですが、一度組織を守ろうとする動きが出て来たら、すぐにでも解体できるような仕組みがあると良いのにと思いますね。