意識は光、思考は闇

闇に対しては直接何をすることもできないということ–
もし闇をどうにかしたければ
あなたは光について何かしなければ駄目だ
闇についてじゃない
光を消せば闇がそこにある
光をつければ
そこに闇はない
しかし闇をつけたり消したりすることはできない

by osho

↑これは一見当たり前のことのように見えて、実はとても深いことを言っているのです。私たちは、人生という闇の中でそれをこねくり回して光を灯そうとしているのです。

光とは意識のことだと思えばいいのです。光をつけるとは、意識を覚醒させるということに該当します。

一方、光を消すとは、意識が眠っている状態を言うのです。つまり、一般的には無意識と言われる状態を指します。

無意識状態で活躍するのが思考、つまり物語なのです。それは私たちの人生であり、あるいは睡眠中に見る夢でもあります。

意識という光を消して無意識状態になると、思考という闇が現れて、そこで物語が起きているように見えるのです。

そして私たちが日々戦っているのは、その闇である物語の中で不可能な光を灯そうとしているということ。だからそれは決して実現しないのです。

光である意識は、思考という実在しない闇のはるか外側にのみ実在するからです。人生という物語の中で、光をこしらえることはできません。

そこに意識という光を灯すことで、物語である闇が自然と消滅してしまうということに気づく必要があるということですね。

あなたが満たされたいのなら、意識という光を持ち込むこと以外にはないということです。