思い込みであることを見抜く

大切な気づきの一つは、自分の中では事実だと認識していたことを、ただの思い込みに過ぎなかったと見抜くことです。

私たちが日頃事実だと認識していることのほとんどは、思い込みの産物でしかないという発見は、本当の意味で人生を変える力を持っているのです。

たとえば、大きなスケールで言えば、この世界、この宇宙は自分の認識とは関わりなく実在するという常識がありますが、実は量子力学がこの常識を破壊したのです。

私たちが観察することと、存在は一つものだということ。夜太陽は地球の裏側に隠れていて、夜が明けると太陽が現れるという常識は、間違っていたということ。

あなたが認識しなければ、太陽の存在は不定なのです。このことはあまりにも奇想天外なことなので、すぐに理解できなくても当然かもしれませんね。

逆に、もっと身近な例で言えば、幼い頃に蓄積してしまった自己イメージを誰もが持っているのですが、それを疑ってかからないということがあります。

イメージというからには、作り物でしかないはずなのに、きっと自分は価値のない存在なのだということを事実だと認識して変えることができないのです。

自己イメージはその内容のいかんにかかわらず、すべてが刷り込まれた情報でしかありません。事実でも真実でもなく、単なる洗脳のようなものなのです。

そのことを深く理解することで、防衛が減って生き方がよりシンプルなものへと変化していくのです。きっと気分が軽くなっていくはずですね。