雪かきを楽しめる人、楽しめない人

久しぶりに都内に大雪が降って、移動手段がクルマなのでどうしても駐車場周りを雪かきせねばならなくて、仕方なくそして年甲斐もなく頑張ってみたのです。

当然のことながら、腰痛と全身の筋肉痛、おまけに何となくの倦怠感がやってきてくれました。

自覚はあったものの、やっぱり自分はこういう作業を楽しめないし、忌み嫌っているのですね。1秒でも早く終わらないかと思いながら頑張るわけです。

けれども一方では、こうした作業をそれほど嫌がらずに、場合によっては楽しんでやれる人もいるのですね。

そこにどんな違いがあるのかなと見つめてみたのですが、私の場合は雪と格闘している感がどうしても強くあるのです。

雪と闘って、打ち勝とうとしているのですから、当然のことながら楽しむことなどできるはずもありません。

格闘しているせいなのか、プラスティック製のスコップは完全に割れてしまったし、仕方なく急遽買ってきた金属製のスコップは、気がついたら先端の部分が丸まってしまって、元に戻すことができなくなっていました。

闘わない人は、少しずつでも無理せずにマイペースで、いい表現をすれば雪と戯れることができるのでしょうね。

何でもない普通のことを楽しめるかどうかは、この闘いのエネルギーがどれだけ使われずにいられるかにかかっているのかもしれません。

とはいうものの、カチカチに凍ってしっかり路面にこびりついたようなアイツを引っ剥がすのは、やっぱり性に合わないようです。もっと早めに雪かきしようと反省した次第です。