傷つくことは悪くない

生きている間には、誰だって肉体的にも精神的にも傷つくことがあります。それは避けられないことですね。

そして、傷つくこと自体は問題ではありません。傷ついたとしても、そのことが直接的にマインドの病みを深めるわけではないからです。

問題は、もう二度と傷つきたくないと思うことで、不必要な自己防衛をし出すことなのです。

それによって、その副作用として自己犠牲がやってくるのですが、それこそがマインドを病むことになる原因なのです。

つまりは自己防衛によって、自分を不自然な毎日へと放り込むことになるのです。自分以外の誰かになろうとして、不可能に挑戦してみたり。

がんじがらめのルールを作って、そこから逸脱しないようにと、まるで牢獄に入れられた奴隷のような生活をすることになったり。

このような生活から抜け出すためには、まずは自分がやっている防衛にリアルタイムで気づく必要があるのです。

気づくことさえできれば、次第に防衛は緩んでくるのです。そしてもう一つ、大事なことは「少しくらい傷ついてもいい」という感覚を身につけること。

冒頭述べたように、傷つくことには何の問題もないばかりか、後々になって大切な経験だったと思えるかもしれません。

傷ついて悲しければ悲しめばいいのです。そこで防衛に走らずにいられるなら、あなたの人生はシンプルでより自然なものへと変わっていくでしょうね。