マインドはコンピュータ

現在一般に普及しているパソコンやスマホなどのコンピューターシステムというのは、入力データを入れると決められた演算結果を出力するというものです。

非常にざっくりした言い方ではありますが、間違いではありません。つまり、入力(原因)があって、演算したものを出力(結果)するのです。

それはもう寸分の狂いもなく、入力に応じた出力が導き出されるのです。だから安心して使えるというわけです。

そこにはどんな気まぐれも奇跡もなく、何度同じことを繰り返しても正確に結果が出てくるのです。

実は、私たちの内面、つまりマインドについても同じことが言えるのです。マインドはそれなりの仕組みを持っていて、それがコンピュータで言うところの演算と同じ役目を果たすのです。

ですから、原因となる体験をマインドに与えてあげれば、マインドはその仕組みを使って正しい結果を出してくるのです。

コンピュータとマインドの違いは、入力情報の量の違いが半端じゃないということ。マインドに与えられる入力データは物凄く大量なのです。

それともう一つの違いは、普通コンピュータシステムは進化しないのですが、マインドは演算方法が入力データによってマインドごとに変化するのです。

その結果、各人のマインドの働きがそれぞれに違ってくるのです。人間とは不可解なものだと思っている人が多いかもしれませんが、実はマインドは不可解なものではないのです。

このことに気づくことができると、自分のことも人のことも冷静に見てあげることができるようになるのですね。