不自由さの原因は自己防衛

もしもあなたが今自分は不自由だと感じているとしたら、それは周りの誰かのせいでもなければ、社会のせいでもありません。

自分を不自由にしているのは、勿論自分自身なのです。自分のマインドの中にいる自我こそが、自分を不自由にさせている張本人なのです。

まずはこのことに気づく必要があります。生きにくさを誰かのせいにしている限り、死ぬまでそれは続いてしまうでしょう。

より具体的に言えば、不自由さの原因は自己防衛にあります。自己防衛は自分にどんな犠牲を強いても、自分を安心させたいと望むのです。

だからそこにはあらゆる自己犠牲がついて回るのです。その一つが自由を犠牲にするのです。思ったことを自由に表現できない、感じたことを自由に感じられない。

やりたいことを自由にやれない。こうした不自由さを容認しておいて、なんとかして不安を安心に変えようとするのです。

加えて言えば、不自由な人は自由に生きている人を否定する傾向にあります。勿論嫉妬してしまうからです。怒りも感じるかもしれません。

自由を求めるのか、あるいは安心を求めるのか、両方を同時に求めることはできません。二者択一なのですが、自由を求めないなら人生は手厳しくあなたを打つでしょうね。

そして求めて手に入れた安心は一瞬にしてまた不安へと戻ってしまうのです。不自由な人は、勇気を持って選択し直すことですね。