若いころから感じていたことなのですが、自分は他の人のように色々なことに興味を持つことができない人間なんだということです。
自我そのものは相当に立派なものが出来上がっているので、誰もが持っているような欲は人一倍あるのです。
けれども、どうもこの社会に馴染むことができなかったというのか、違和感を感じながら生きてきました。
お金は大好きなのに、自分の力で稼ごうという意欲がほとんどないし、負けず嫌いなくせに戦って勝とうとはしないのです。
だから引っ込み思案かというとそうでもなく、何をやってみても本気で打ち込めるようなことに出会ったことがありませんでした。
要するにどこかで人生に絶望しているわけです。特に、HSP の端くれとしてそれなりに敏感体質であるため、パーソナルスペースが広くて雑踏が苦手。
社会という組織の中枢にいるような人間ではないということが、大病をしたときにハッキリとしたのです。
それを機に今の仕事をするようになって、益々平均的な社会人から生き方や考え方が遠のくようになった気がしています。
何が言いたいかというと、人には人の生きる道というのがあるということ。誰かを憧れたり、目指したりしても所詮は無駄なのです。
結局いずれは自分らしく生きるところに戻ってくるのです。歳を重ねるとそのことを実感することができますね。
皆さんの中に自分の人生は自分の目標や願いとは違うところに来てしまったと感じて苦しんでいる人もいるかもしれません。
でも安心して下さい。今の自分自身をしっかり見つめることを繰り返していけば、他人と比べることの馬鹿らしさに気づくようになるのです。
そのときに本当のリラックスがやってきてくれます。だから今どんな人生を生きていようと大丈夫なんですね。