深刻な雰囲気をずっと醸し出している人がいます。何がそれほど深刻にさせるのか、聞くのも憚れるほどです。
一方これといった理由があるわけでもないのに、常に気楽な感じで生きている人もいるのです。両者はちょうど真反対ですね。
どっちの人の人生が理想的なのか、答えは明らかなようでいて実はそうでもありません。深刻さを好む人も世の中にはいるのです。
楽よりは辛さを、快適よりも我慢を、楽しさよりも苦しみになんだか価値があると誤解しているのです。
本当はどちらに価値があるかということではなく、素直で無邪気なマインドを持ち、無防備に生きると人生は気楽になってしまうのです。
深刻さには何か深い意味があるようで、理知的な雰囲気がついてくるのかもしれません。一方で気楽さは何となく「お気楽」というように低脳な感じがするのです。
高尚なことを考えて苦しみ抜いて死ぬ人生と、鼻唄を歌いながら気持ちいい散歩をして生きるのとどちらを好むかということです。
当然自我は前者なのです。なぜなら自分の存在を特別視したいからですね。後者は特別ではなく普通のありふれた人生を連想させるので、自我は興味がないのです。
どちらを選ぶのかはあなた次第です。もう一度よく考えてみることです。深刻な人生がいいのか、気楽な人生がいいのか。正解などありません。