要らぬ老婆心

何事もバランスが大事だと思うのですが、それで言うと「石橋を叩いて渡る」というのはいかにも極端な事ですね。

慎重には慎重を期してという事でしょうけれど、普通石橋は叩いたくらいではびくともしないのです。

とは言え、その石橋が何百年も前のものなのかも知れないのなら、叩いて確かめて置いた方がいいのも事実です。

要するにケースバイケースだという事ですね。私はどちらかと言うと、じっくり吟味せずに見切り発車してしまうタイプのようで。

誰にも相談せずに会社を辞めたり、大きな買い物をしてしまうと言った事が多いのです。慎重派の人から見れば、少し危なっかしいと見えるかも知れません。

ただ自分なりの言い訳もあって、走り出してみないことには、気づくことも限られてしまうと言うのがあるのです。

少なくとも、自分以外の誰かの計画を聞いたときには、そこに老婆心を挟まずにいるようにはしています。

というのも要らぬ心配心は、ただの防衛だと分かっているからです。それが相手の余計なブレーキになってはいけないと強く思うからですね。