目を閉じれば、距離はない

先日また新たに始まったヒーリングの講座で、少しびっくりする体験をしました。気づかぬうちに、自分の感覚が変化していたのです。

と言っても、そう大した話しでは元々ないのですが、ヒーリングの練習をする前に、グラウンディングの簡単な方法をみなさんにお伝えするのです。

ただ目を閉じて心を静かにするだけの、簡単な瞑想をしながら、第一チャクラから地球の中心へ向かって、グラウンディング・コードを下ろしていくというものです。

下ろすといっても、自分の力でやっていくのではなくて、すべてを「あちらの力」に委ねて、やってもらうということなのです。

今までは、地球の中心まで到達したグラウンディング・コードをそこでしっかり固定してもらい、下からぐぃっと引っ張ってもらうというイメージをしていました。

今回もそのように言葉で伝えていたところ、どういうわけか今までと違って、地球の中心と自分との距離がゼロになってしまうことに気づいたのです。

つまり、目を閉じたときの自分の中でのイメージが、まるっきり以前と変化してしまったということです。自分を小さな個体だと思えなくなっていたということです。

少なくとも5ヶ月前に行った前回の講座では、そのようなことはなかったと記憶していますので、この数ヶ月の間での変化と言えそうです。

思い返してみれば、瞑想といえるかどうかは別として、とにかく一日のうちで目をつぶっている時間がとても多かったのです。

そんなことをしている間に、自分の全体性という感覚が根付いていたのかもしれません。人間、練習すれば少しはなるようになるものですね。

目を閉じると、どんなものとの距離も一瞬にして喪失してしまうようになったのだと思います。本当は、距離というものはないのですから。

結局、以前のようなグラウンディングをする必要が、もうなくなったなあと感じています。だからどうということは、何もないのですが…。